毛沢東は科学的に間違っている。ヒトはプレインストールされたアプリに支配されている。|『#進化政治学』超?入門編(その2)|伊藤隆太(@RyutaIto4)の #進化政治学|TSJ1|OTB

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■伊藤隆太の「進化政治学」■

▼伊藤 隆太(@RyutaIto4)
広島大学助教

https://researchmap.jp/read9124998

広島大学法学部・広島大学大学院人間社会科学研究科助教、課程博士(法学)。2009年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大学大学院法学研究科前期および後期博士課程修了。同大学大学院研究員、助教、日本国際問題研究所研究員を経て今に至る。慶應義塾大学法学部、海上自衛隊幹部学校、東洋英和女学院大学、跡見女子学園大学、東京都市大学で非常勤講師も務める。コンシリエンス学会学会長・編集長、シノドス・トークラウンジ主宰者、シノドス・ライブラリー編集委員、戦略研究学会編集員、同学会書評小委員会副委員長、同学会大会委員、国際安全保障学会総務委員、Committee of Best International Security Article (American Political Science Association)に従事。

▼研究分野、研究テーマ
政治学、国際関係論:進化政治学、国際政治理論、外交史、社会科学方法論、政治思想、現代安全保障論

▼経歴
2009年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2011年、同大学大学院法学研究科前期修了。2017年、同大学大学院後期博士課程修了。慶應義塾大学大学院研究員、同大学大学院助教(有期研究奨励)、日本国際問題研究所研究員を経て、2021年4月より現職。博士(法学)。

★『進化政治学と国際政治理論
  人間の心と戦争をめぐる新たな分析アプローチ』

★コンシリエンス(科学と人文学の統合)学会
(The Consilience Society)
http://synodos.jp/authorcategory/consilience

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▼寄稿記事
「人間の心」をめぐる新たな安全保障――進化政治学の視点から
https://synodos.jp/international/23521

▼寄稿記事
「なぜ日本は真珠湾攻撃を避けられなかったのか」そこにある不都合な真実
https://president.jp/articles/-/40991

▼寄稿記事
トランプ政治再考――進化政治学と自己欺瞞の政治的リーダーシップ
https://synodos.jp/politics/23782
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▼進化政治学とは?

進化論的視点から政治現象を分析するアプローチです。これまで政治学では合理的選択理論、定量的モデル、ゲーム理論など、人間の心のしくみを分析射程から除外したモデルが一般的でした。これらは簡潔性や数学的エレガントさといった基準からすると評価されて然るべきですが、実在論的な意味での科学的根拠を備えているとは言い難いです。そこで、こうした点をじっくりと説明するなかで、なぜ進化論的視点から戦争と平和、民主主義といった政治学的テーマを考えることが重要なのかを伝えています。

進化政治学とは学際的なアプローチで、進化論以外にも多くの学問分野の知識が必要になります。進化政治学とは社会科学において、どのような位置づけにあるのか、なぜ進化という視点が必要なのか、などを解説します。進化政治学に基づいて、実際にどのような国際政治理論が構築できるのかを示します。その過程で定性的な社会科学理論の研究の仕方を伝えます。科学的実在論と反実在論のいずれの陣営に与するのかにより、社会科学者の理論構築の方向性は大きく異なってきます。こうした点を議論します。

▼最近の研究関心について

第一には進化政治学の理論的な体系化です。

既に出版した書籍で示した進化政治学の一般理論を、さらに強化・洗練しようと試みています。

第二は戦争と平和の原因を明らかにすることです。

人間集団がなぜ暴力を行使して、そうした暴力行使はいかにしてコントロールされうるのかを、学際的に分析します。

第三はリアリスト理論等、国際政治学の定性的理論の構築です。

人間の心理、感情、バイアスなどを考慮した新たな国際政治理論を築いています。

第四は科学哲学に基づいた社会科学の方法論研究である。

科学的実在論に依拠して、理論とは近似的真理に漸進的に接近するものであると捉え、シニカルな相対主義に陥ることなく、世界の多様な局面を一定の制約条件下でモデル化することを目指しています。

第五は国際政治における経験的事象の分析です。

太平洋戦争、現代米中関係、第二次世界大戦、現代中露のハイブリッド戦争など、本質的に重要な事例を研究しています。

第六はリベラリズムについての政治思想的研究です。

リベラル啓蒙主義や合理的楽観主義の視点から、なぜ人類が歴史上大きく暴力を衰退させることができたのか、を考察しています。

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