世界での日本人の活躍が目覚ましい…「松山英樹」「大谷翔平」「大坂なおみ」「佐藤琢磨」…ケント・ギルバート

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日本人初優勝に見るオーガスタの歴史 「白人至上主義」「階級主義」批判も…時代に合わせたポジティブな変化

男子ゴルフの松山英樹(29)が、第85回マスターズ・トーナメントで見事優勝を果たした。松山は2011年にもローアマチュアを獲得したが、当時在籍していた東北福祉大学のある仙台が東日本大震災に見舞われ、出場を迷っていたそうだ。10年後に栄光をつかんだことは、被災した人々に改めて力を与えたことだろう。本当に素晴らしい。心から祝福したい。

 アジア人初となるオーガスタ制覇が目前に迫り、18番のグリーンに向かう松山を、「パトロン」と呼ばれる観客はスタンディングオベーションで迎えた。シャイで物静かな彼の性格が愛されている部分もあるが、誇り高きオーガスタの歴史において、松山が成し遂げた偉業の大きさがよく分かる瞬間だった。

 米ジョージア州にあるオーガスタ・ナショナルGCは、1932年に設立し、34年からマスターズが行われている。今では考えられないが、創設者のクリフォード・ロバーツは「私が生きている間は、プレーヤーは白人、キャディーは黒人でなければならない」などと発言していた。

 ハウスキャディーが黒人であることは、当時の“常識”で、83年にようやくツアーキャディーを利用できるようになり、長らく黒人や女性が会員になることは許されなかった。

 75年のマスターズには、リー・エルダーが黒人選手として初めて招待された。今大会では、開幕を知らせるオナラリー・スタートに姿をみせ、米国でも大きく報じられている。

 2012年には、これまで認められてこなかった女性の会員として、コンドリーザ・ライス元米国務長官と、実業家のダーラ・ムーア氏の2人が初めて迎え入れられた。

19年には女子のアマチュア大会も開催されるようになり、今月行われた第2回大会では、日本の女子高生、梶谷翼(17)が女王に輝いた。これもまた歴史の1ページに刻んだ快挙だった。

 パブリックではなく、プライベートな存在であり続けるオーガスタには、「白人至上主義」「階級主義」などという批判もある。しかし、これまで紹介したように、過去を包み隠さず、時代に合わせたポジティブな変化をし続けるからこそ、皆がその伝統に敬意を持ち、愛しているのだろう。

 松山だけでなく、最近では女子テニスのグランドスラムを4度制した大坂なおみ(23)や、米大リーグのエンゼルスで“二刀流”で大活躍する大谷翔平(26)、「世界3大レース」のインディ500を2度も優勝した佐藤琢磨(44)など、世界での日本人の活躍が目覚ましい。

 コロナ禍でストレスもたまるが、皆さんにはスーパースターの活躍に胸を張ってもらいたい。
#松山英樹 #男子ゴルフ #階級主義

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