12月2日川崎「ヘイト問題勉強会」(4)2018/12/2

ヘイト問題を考える勉強会の様子です。2018/12/2 14:35~15:05
日時:2018/12/2 12:20~15:05
場所:川崎市教育文化会館
主催:川崎ヘイトスピーチを考える会
講演者:徳永信一弁護士、佐久間吾一川崎ヘイトスピーチを考える会代表

ヘイトスピーチと憲法問題
              弁護士 徳永信一
 第一 ヘイトスピーチ規制の原点と現在
 1 人種差別撤廃条約
  (1)人種差別とは何か(第1条1)  人種、肌の色、世系、民族的 種別的出身
  (2)国籍による区別 (第1条2)  市民としての法的地位に基づく区別
  (3)憲法による留保 (第4条 A B)「ー思想の流布」「ー扇動」などの処罰
        CF ・スイス、日本、米国
 2 差別的解消法(本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取り組みの推進に関する法律)
  (1) 禁止なき理念法(国民は差別的言動なき社会の実現に寄与するように務めなければならない。
  (2) 名宛人 (第一条 (目的) 国及び地方公共団体の責務を規定)
  (3) 政府言論
 3 大阪ヘイトスピーチ規制条例
  (1) ヘイトスピーチの認定と実名公表(第5条1項)
  (2) 違憲訴訟(住民匿名表現の自由(インターネット言論の功罪)
  (3) 違憲訴訟(住民訴訟、実名公表差止訴訟)
  (4) ダイナモ氏への表現に対するヘイトスピーチ認定の問題点
 川崎市の「公の施設」利用許可に関するガイドライン
  (1)集会の自由保証(憲法21条1項 地方自治法244条)
  (2) 泉佐野市民会館事件 (最高裁平正7年3月7日判決)
  (3)明白かつ現在の危険の法理
 第2 米国連邦最高裁判例にみるヘイトスピーチ規制の憲法適合性
  1 スコールキー村事件 「明白かつ現在の危険の法理」
       映画「スコーキー」(監督H・ワイズ、主演打ニーケー)
  2 ポリテカル・コレクト校則事件 「漠然制故に無効の法理」
       映画「白いカラス」 (監督R・ベントン、主演 Aホプキンス)
  3 ドナルド・ドウオーキン 沈黙の効果 と萎縮効果
      『自由の帝国』 (表現の自由とは他人を不愉快にする権利である)
  4 匿名表現の自由 ネット言論の特徴
      オハイオ州選挙管理委員会事件連邦最高裁判決(政治的言論はその本性上、時として不愉快な帰結を生むものであり、我々の社会一般に、自由言論の価値にその濫用の危険よりも重要性を認めている。
 第3 表現の自由のための実践的課題
 1 4要件
  (1) 対象 本邦の域外にある国若しくは地域の出身である者又はその子孫・・・・
  (2) 目的 差別的意識を助長する目的
  (3) 理由 本邦外出身者であることの理由
  (4) 効果 排除することを扇動するもの
 2  「国籍による区別」か「人種差別」か
   (1) 参政権
   (2) 生活保護等の社会福祉給付
 3 「差別目的」か「政治目的」か
   (1) 排外。・愛国・民族主義の政治思想
   (2) 反ポロティカルコレクトネス
       トランプ現象 映画『テッド』(監督セス・マークファーレン)
   (3) 歴史戦(アンチ反日言論) 慰安婦強制連行 徴用工 南京大虐殺 731部隊
   (4) 嫌韓 反中
 4 「排除の扇動」か「区別の主張」か
 5 ヘイトスピーチ回避の排除について

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